Into The Nature

こんばんは。MAアシスタントの森木です。


今日は朝から秋の雨といった感じのお天気でしたね。


仕事柄、私はいつも(本当は必要ないのですが)精密機械を運搬しているので水気は厳禁なわけでして。それなりの雨が降っている日にはバックパックまで覆う事の出来るレインウェア着用で通勤しています。


今朝もステージ用のアンチフィードバックシステムを搬入するつもりだったので、
荷物もろとも上半身をレインウェアでラッピング。駅までたった数十mの道のりを鉄壁の守りで行軍しました。
無性に電子機器を運びたくなるんですよね、ハン・ソロに憧れているので。


駅に着いたら軽く水気を払い、タオルでしっかりと拭います。最近のレインウェアは素材の進化で撥水性がかなり上がっていますので水気の除去はあっという間、ここまでわずか5秒。ワンタッチで余裕のtake off。


そして山通いで身に着けたパッキング技術でCarryに収納します。


電車で隣の人を見ると案の定肩から袖まで濡れていて、やはりレインウェアだな、と再確認。
というか傘差しのスキルにまで言及したくなるのは否めない。井上陽水でも聴いてたのかな。
逆に私の着用例だと足元がお留守になるのですがね。


私がウェアを愛用するのは上半身完全防備主義、ひいては精密機器安全運搬趣味に拠るところが大きいのですが、先ほど少し触れましたように私は登山を嗜んでおりまして、それも関係しています。
雨具1枚で雨に打たれると、まさに今自然に入っている、山に分け入っているような感覚があるのです。
それに山で傘は差せないですよね。ましてや雨天の山登りで両手を使わないのは危険です。


ここまで書きましたが、私が自然だ山だと言い出したのもわずか1年前からだったりします。
そもそもそういう(局所的な)ムーブメントが起こったのも、クラブシーンでJungle(ジャングル―音楽ジャンルの一つです)が盛り上がりそうで、しかしずっと燻っていた事から、その状況を揶揄して「Jungle(のブーム)は来ないよ。そんな事より自然と戯れた方が良いよ。」と誰からともなく唱え始め、下火であったJungleとの対比で「やっぱり(本物)の自然は最高。」
という流れが生まれた事に拠ります。どこまで掘ってもPOPなネタしか出てきません。
ミーハーなんですねえ。



さて、そんなJungleが来ない中、フロアでUnderworldを聴くか山に入るしかないという状況があったわけです。
中々どうして、音楽の隆盛とライフスタイルには大いに相関がありそうです。自明ですが。



髭を伸ばしたら「昔のポール・マッカートニーみたいだね」と言われるんじゃないかと期待していましたが、知人に「ポストロックのバンドにいそうだね」という言葉を頂戴しました。


森木